読書とコーヒー

いつの頃からか、はたまた昔からだったのか、家で本が読めない。なかなか頭に入ってこない。

きっとそれは、自分の部屋だと色んなものが目に入って勉強ができない、というのと同じなのかな。

なんだか、浮き足立ってしまう。本の中に入っていけない。

夜、眠る前に布団の中で読むのにも憧れるけれど、まずスタンドライトを買いに行くところから始めなければいけない。そしてスタンドライトずっと欲しいと思ってるのになかなか欲しいと思うものに出会えていないことを思い出した。こういうものは、適当に買いたくない。

 

本を読むときには、喫茶店が一番だと思う。

喫茶店で本に集中できるのは、ひとりだとコーヒーだけで手持ち無沙汰な気持ちだからなのか、空気がそうさせるのか。本が読みたいから喫茶店に行きたくなる。

 

そんなことをいいながら、今日は一軒家で靴を脱いで上がる、フィンランドでもないし外も見えないけれどかもめ食堂のようなごはんやさんで、食後にコーヒーを頼んで本を読んでいた。

そういえばコーヒーも人に淹れてもらった方が美味しいと思うので自分で淹れることはしないし、だから外で飲むばかりだ。

読書とコーヒーもひとつのセットなのかもしれないな、と思いながら、コーヒーを飲み終えると同時に本も読み終わった。