おしゃれなカフェにて

おしゃれなカフェに来ています。

 

どこをどう見ておしゃれ、という一言で片付けてしまうのかわからないけれど、このお店はおしゃれだけどおしゃれだけじゃなくて、

詳しくいうとセンスがよくて、1人でも居心地がよくて、ご飯類もおいしい、そんなお店です。私が座る大きな窓なカウンター席から見えるお店の旗には「since1999」と書いてある。

私が大学の頃から通ってる、そんなカフェにいます。

それならそうと、言えばいいのに、一言で済まそうとしてました。すみません。

もう1つ付け加えると、大好きなカフェです。

私の住む街ではないのだけれど、この街に来た時には立ち寄ることの多い、そんなお店。

 

今日の客層は、写真撮りまくってる女子大学生グループに大学生カップル、、学生さんばかりだ。

でも、学生でなくなってだいぶ経つ私も、居心地がいい。同じくらいや、年配の方まで、このカフェは年齢層が幅広いんです。

 

そして、そのカフェで、この間思い出した宮沢章夫さん著の「牛への道」を読んでいます。

短ければ2ページで終わるエッセイ。視点がすごく面白い。短いから読みやすい。ふと、いつ発行されたのかと見てみると平成9年だった。20年前でも、その視点に古さは感じない。しかし、視点が古いなあと感じた文章っていままであっただろうか、まあ、いいか。

そして、この本の中に書かれている「カーディガンを着る人に悪人はいない」というかねてから私も常々思っていたことがまさに書かれていて衝撃を受けたわけだが、その言葉を発したのは著者でなく、著者が人生の師とする先生であった。そうだったんだ。忘れてた。

 

隣でいちゃつくカップルの会話を横目に、私は1人、視点の面白さにはまり、読み進める。そして、気持ちがほぐされる気になる。

今日も、読んでいたら眠くなってきた。家だったら昼寝してたな、こりゃ。

と言っていたら、隣が主婦らしき二人組に変わっていた。

 

眠たくなるほどきもちいい、なんて素敵な誕生日の過ごし方だろう。