変わらないようで変わらないまま変わっていく①
変わらないようで変わらないまま変わっていく、と書いて色々と思い出した。
大学時代、中学校卒業以来会っていなかった友達と再会する機会があった。
開口一番、今、彼氏いる?と聞かれ
いない、と答えるとすぐにその友達はこう言った。
「あんたは昔からメンクイだから、そんなんだからダメなんだ!」
私は呆気に取られた。
私はその頃は恋バナが苦手であまりその輪の中に入っていなかったのだけれど、どこをどう見てそういう言葉がでてきたのだろう。
中学時代、好きな人はいた。でもいわゆる(クラスの人気者)や(イケメン)と言われる人ではなく、出席番号や席が近くて話しやすい、普通の男の子だったはずなんだけれど。
うーん。
中学に入って男の子と話すのが恥ずかしくなってしまったのを気付かれていたのか。
だとしても。
どうしてそう思ったのかを聞いたけれど明確な答えは得られず。そのあとはその友達の恋人自慢が延々と。考えてみれば、ただの彼氏自慢か。でも私にそんな言葉いうことないやんか!このー!
その友達は、何年生の何月に誰と誰がどうしたとか、あの何年生の席替えの時にどうしたとか、事細かに覚えているひとだった。
うーん、私は覚えていないなぁ。
確かに、
その友達(だった人)は、中学時代の私のままのイメージでそう話していたのだな。
いやいや、と訂正する気にもなれなかった。
もう、会うこともないから。
でも、ことあるごとにその言葉が襲いかかってくることがあった。ただ、単なるその人のイメージだけなのに。
ここに書くことで、その言われた言葉ともお別れしたい。
さよなら。